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計画・取り組み
行政経営マネジメントです。
行政経営マネジメント
行政経営マネジメント
本格的な地方分権の時代を迎え、自己決定・自己責任による行政経営、住民に対する説明責任や行政の透明性の向上が強く求められており、今後、住民に最も身近な行政である基礎自治体が果たす役割はますます重要なものとなっていきます。また、依然として財政状況は厳しい中で、住民ニーズや社会経済情勢の変化に的確に対応していくために、限りある行政資源(ヒト・モノ・カネ・時間・情報)を有効活用し、経営的な視点で成果を重視した行政経営を分析するための仕組みです。
行政評価と公会計(基準モデル)情報によるコストの可視化を活用したPlan(計画)Do(実施)・Check(評価・分析)・Action(改善)のマネジメントサイクル(PDCAサイクル)を構築することにより、総合計画(基本計画・実施計画)と予算・決算の結びつきを強化し、戦略的な行政経営を行います。
粕屋町では、行政経営マネジメントの一環として、これまでの現金主義・単式簿記・単年度主義による官庁会計に公会計を導入しました。公会計では、現金の入金・出金だけでなく収支の原因と結果も含めて会計を管理する複式簿記を採用し、資産・負債の状況を正確に把握することができます。町の財政状況をわかりやすく公表するためのツールとなることはもとより、行政経営マネジメントシステムの中で行政評価や総合計画と結びつけることにより、施策や事務事業の実施にかかるフルコストを明確化し、経営方針を決定していくうえでの重要な判断材料とすることを目的としています。
会計制度 | 資産管理 | 予算編成 | 実施計画 | 総合計画 | |
---|---|---|---|---|---|
これまで | 官庁会計 (現金の出入のみを管理) |
減価償却を管理しない等限定的 | 対前年度比 実施計画と予算のかい離 |
前例踏襲 | 総花的な計画 |
行政経営マネジメント | 公会計 (収支の原因を含めて管理、資産・負債を明確化) |
減価償却も含めフルコストで管理 | 事業別、フルコストでの経年比較 行政評価結果に基づく予算要求 実施計画との結びつき強化 |
成果主義(コスト情報を活用した費用対効果の分析) 前回の行政評価結果(分析)の反映 |
戦略的な計画(経年における進行管理) |
期待できる効果
総合計画の進行管理
総合計画に掲げたまちづくりの目標(施策の大綱)や各施策の指標に対して、どの程度達成できたかを事業年度ごとに明らかにし計画期間における進行管理を行うことで、わかりやすく行政活動の状況を説明(公表)することが可能となります。
政策決定の戦略化
総合計画の施策体系に結びついた事業別予算・決算とすることで、町の施策が「どのような施策と事務事業によって構成されているか」や「どのくらいコストがかかっているか」などを明確にすることができます。これにより、政策全体の有効性・効率性を高めるための見直しが可能となります。
成果重視の行政活動
事務事業ごとのフルコスト情報の可視化によって、職員の経営的な視点での業務改善を促し、「何をしたか」「どれだけの経営資源を投入したか」ではなく、「何をどれだけ実現できたか」という成果を重視した行政活動への転換を図ることが可能となります。
行政評価とは
行政評価は、行政が実施している施策や事務事業が無駄なく適切に行われているかを統一的な視点と手段によって客観的に評価・分析し、その結果を行政運営に反映させるとともに、住民の皆さまにわかりやすく説明(公表)するための行政経営のツール(道具)です。
行政評価の概要
事務事業評価
実施計画時に事務事業の性質による事業分類や事業分析(当該年度の事務事業の方向性)を行い、事務事業の実施後(決算時期)に担当課において、コスト情報の分析を含めた事務事業評価を実施します。
事業分類ごとに評価項目を定めることで一定基準のもとに評価を実施し、評価結果を踏まえた改善への取り組みを検討します。評価の際にも、今後の方針として事業分析を行うことによって、翌年度以降の事務事業の方向性を明確にします。

施策評価
各事務事業の評価結果を施策単位で集約し、基本計画の指標における達成度を考慮したうえで、施策における総括、総合計画の進行管理について評価を行います。
行政評価の活用
前年度の評価結果は、当年度における事務事業の実施見込み(予算、事務事業内容)を考慮したうえで、次年度の実施計画作成時に活用します。前年度評価における課題解決に向けた具体的な方策が、次年度の計画における手段・実施方法に反映され、事業分析で検討する今後の方向性と計画内容の整合性が取れているか等のヒアリングを実施し、手段・実施方法の内容が予算要求に繋がるように予算編成に活用していきます。
評価結果
平成28年度評価結果
粕屋町第5次総合計画に掲げた全30施策について、職員による内部評価を行いました。
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施策評価バックナンバー
外部評価
町が実施する行政評価について客観性の向上を図り、信頼性を確保するために、学識経験者・町の公共的団体の役員等及び公募町民で構成する粕屋町行政評価委員会を設置しました。平成29年10月5日、10月19日、11月2日に委員会を開催し、第5次粕屋町総合計画の進行管理を実施することを目的として、全30施策のうち下記2施策について、平成28年度の内部評価結果や施策実施プロセスの妥当性、進捗度等についてご審議をいただきました。
・基本目標 1-1-(2) 人と地域が輝くまちづくり活動
・基本目標 2-2-(1) 安全で快適な道路ネットワークの充実
2 施策の審議内容及び外部評価に対する総括的なご意見を意見書としてご提出いただきました。
お問い合わせ
粕屋町役場 総務部 経営政策課
〒811-2392 福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁1丁目1-1
電話:092-938-2311(代表)/ 092-938-0175(直通)
FAX:092-938-3150
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